中山記念2022予想
中山芝1800で行わるGII。16頭が出走。
●馬場想定
中山は開幕週ですから芝もよく、単純に内を回した方が得でしょう。フラット馬場でイン有利です。土曜メインは内前で決まりました。
●展開想定
パンサラッサが居ますから異常に早くなるというのが大方の見立てで、個人的にも賛成です。吉田豊騎手に変わっていますがオクトーバーステークスも似たような内容だったので、まず大きく逃げるハイペースとみます。
そのあとは先行勢が多数のため、コレだ!とは言いづらいですが、トーラスジェミニ、ワールドリバイバル、コントラチェックのいずれかでしょう。コントラチェックは福島記念でも1.2馬身離れら程度で付いて行っていましたし、2番手以降はスローなんてことにはならないと思います。縦長の展開になるのでは。
大概にして大逃げが出る展開では中団の内でジッとしていた馬に有利に働きます。理由は以下です。
・実力馬が外を回しながら逃げ馬を捉えにいく(実力馬は距離ロス、先行勢はプレッシャー)
・後方組もロングスパートを要求され外を通ることになる(距離ロス)
直線までスタミナを温存できる中団の内にいた馬は前がやり合ったところを漁夫の利的にインサイドアウトで差し切るというのが流れです。縦長で各馬厳しくなっているので、そこまでゴチャつかずに直線の進路を選べるというのもあるでしょうか。また差しきれなくても人気薄が2.3着に顔を出すことがあります。過去で言えばマルターズアポジーが出たレースは良くこの展開がありました。
●馬場×展開
内有利×ハイペース
内でジッとしていた馬が漁夫の利的に有利
●結論
本命は大穴ですがレッドサイオン、なんといってもインのスイートスポットにきっちりハマりそうです。6番ですが5パンサラッサ、2トーラスジェミニは逃げ先行、1ソッサスブレイ、3ガロアクリーク、4ヒュミドールよりは相対的に前につけるはずで、この馬がピタリと先行と中団の間にハマります。外から馬が来るとは思いますが直線までには脱落して進路が開かないことはないでしょう。
加えて前走はジャックドールが素晴らしい時計で逃げ勝ったレースを2番手追走するというキツい展開ながら、今回人気のアドマイヤハダルとはゴール手前200mまで殆ど差のない競馬をしています。差しに展開が向いたことを考えれば今回逆転可能ではないでしょうか。
対抗はヒュミドール、この馬もスイートスポットに近いところで競馬ができる。レッドサイオンの後ろを確保できれば。福島記念ではパンサラッサの逃避行に敗北を喫していますがジワジワ差を詰めてはいました。ややワンパンチ足りない印象は有りますが、昨年の日経賞4着と重賞での結果もありますし、展開利を活かして突っ込んできて欲しいところです。
3番手はカラテ、この馬を本命にする予定でしたが展開を考えると、捕まえに行く損な役回りになるかもと思いこの評価。実力は説明するまでもないですが、重賞で結果を残してきています。長く良い脚を使えるこの舞台は合っているはずです。
アドマイヤハダルは外の枠に入ってしまい少し割引です。どんな位置に収まるか。鞍上の手腕次第だとは思います。展開的にはハイペースで縦長なので後ろすぎると厳しいのでは。
パンサラッサだけが残って他の先行馬だけが潰れる可能性も十分考えられますので押さえます。
ダノンザキッドはマイルチャンピオンシップで好走して驚きましたがポテンシャルは高いということかと理解してます。大外ですし難しい競馬になりそうです。
ウインイクシードは昨年の本レースで3着と堅実です。直近は上がりの早いレースばかりで、この馬向きでは有りませんでした。今回はペースとしても向くのではないでしょうか。
マルターズディオサは、ここ2走奮っていませんが馬が競馬をやめているように見えます。府中牝馬ステークスでは3着に入っており実力を発揮すればやれてもいいです。
ガロアクリークは長期休養明けでどこまで走れるか。
ソッサズブレイは厳しいと思いますが、万が一にも押さえます。ここ2走は前に行っているので位置的には絶好では。
●印
◎レッドサイオン
▲カラテ
△アドマイヤハダル
△パンサラッサ
△ダノンザキッド
△ウインイクシード
△マルターズディオサ
△ガロアクリーク
△ソッサズブレイ
●馬券
3連複:◎-◯▲△(アドマイヤハダルまで)-印